別居・離婚家庭については、社会的支援が叫ばれる一方で、別々に暮らす親子の関係再構築については、社会も行政も未だ関心が低いと言わざるをえません。他の先進国においては、養育費の円滑と面会交流の実施とは、いわば車の両輪のような関係で、経済的利点に留まらず、子どもの健全な成長に大きく寄与すると言われています。
そのためには、夫婦としての関係が終了しても、親子であることに変わりは無いという認識を夫婦双方だけでなく、社会で共有することも重要です。
当法人は、このような視点から、「親の学びプログラム」と題し、当事者である両親だけでなく、別居・離婚家庭に関わる様々な専門家に向けても、セミナー・シンポジウム等を実施致します。
公益財団法人東京都福祉保健財団平成30年度子供が輝く東京・応援事業助成対象事業
「NPO法人キッズふぁーすと 親の学びプログラム~離婚・別居家庭と学校」
このシンポジウムは終了しました。ご来場ありがとうございました。
日時: | 平成31年1月27日(日) 13:30~16:30(予定) |
---|---|
場所: | 渋谷HikarieカンファレンスRoomD |
収容人数: | 最大50名まで(申込み先着順) |
講演対象: | ・教育関係者 ・若手弁護士 ・その他、離婚別居家庭の問題に関心をお持ちの方 |
※実務家向けの内容にはなっておりますが、離婚別居に係わる問題に関心を持っておられる方のご来場を、広く歓迎しています。皆様のお越しをお待ちしております! | |
参加費用: | 一人 2000円 |
<登壇者> | |
---|---|
臨床心理士・東京国際大学教授 | 小田切紀子氏 |
弁護士 | 野坂真理子氏 |
弁護士 | 國松里美氏 |
東京家庭裁判所調査官 | 町田隆司氏 |
当法人では、当法人企画の「親の学びプログラム」だけでなく、講演のご依頼も受け付けております。当法人会員には、弁護士、臨床心理士、研究者が所属しておりますので、別居・離婚家庭に関する問題、子どもの養育に関する一般的問題、社会経済的問題といった切り口からご依頼を受けることが可能です。詳しくは、下記からお問合せください。
メールフォーム
親が離婚しても、子どもにとって、かけがえのない親であることに変わりなく、親子の関係も親としての役割も永遠に続きます。
心理学の研究から、親が離婚するとき子どもが体験する辛いことのひとつは、子どもの面会交流や親権について父親と母親が激しく争うことであることが明らかになっています。
他方、離婚後、父親と母親が、子どものために協力して子育てをすることができれば、子どもの悲しみや不安、不登校や引きこもり傾向などの問題は少なく、自己肯定感の高い子に育ち、他者との人間関係も上手に築けることがわかっています。しかしながら、離婚後の単独親権制度の日本で、元パートナーと協力して子育てをしていくことはとても難しいと感じる方は多いと思います。
この無料のオンライン親教育プログラムは、離婚した人や離婚を考えている家族、あるいは家族を支援する専門家(弁護士、臨床心理士、家庭裁判所調査官など)を対象に、離婚が子どもと親に与える影響と、離婚後子どものために父親と母親が協力して子育てをするための方法やコツをわかりやすく伝えています。